私が事実婚からシングルマザーになった経緯をご紹介します。
そもそも事実婚ってどういう状態のことをいうの?
最近では事実婚も増えていて、子供を持つカップルの間でも選択肢の1つとなっているようです。
法律による制約を受けずに、婚姻届けを出す必要もなく、苗字を変更する必要もなく、
自由な形でパートナーシップを築くことができるため、
未婚での出産を選ぶ方にとっては魅力的な選択肢となります。
ただし親世代では、「籍を入れないなんて。」と受け入れてもらえない人がいるのは事実です。
事実婚での妊娠、出産
どうして未婚(事実婚)のまま妊娠、出産したの?
それは相手がバツイチだったこともあり
「前妻や前妻との子の関係もあるから、、、」
と、今思えば意味の分からないことを言われ、先延ばしにされました。
各両親へは挨拶は済ませ、後々籍を入れるという話しをしていました。
結婚は個々の選択であり、未婚のまま出産することも選択肢のひとつだと思います。
結婚をしない理由は人それぞれですが、例えば親に内緒で交際している場合。
また経済的な事情など、様々な経緯や事情があると思います。
私みたいな理由で事実婚を選択する人も、もしかしたらいるかもしれません。
未婚(事実婚)状態での妊婦健診や出産って実際どう?
妊婦健診や出産時は未婚だからって何か影響があった?
産院から提出を求められる書類や問診時に確認されるくらいで、
事情を深く聞かれることはなかったです。
相手のことは”旦那さん”と言われる場面では、”パートナー”と言われました。
出産も立ち会うことが出来ました。(コロナ前)
産院では”籍を入れていない人”や”ステップファミリーの人”も多いのでしょう。
産院のスタッフ間で何と言われているかは分かりませんが、
少なくとも当事者の私からしたら産院と関わる中で嫌な気分になることはなかったです。
ただし、こんな状態だから私が悪いのですが、当時ちょっと嫌だなと思ったことが2つあります。
2.出産後の赤ちゃんのプレート表示
1.親子手帳の母親、父親、子供の名前を書く欄
妊娠当時、私はいずれ籍を入れると思っていたので、苗字も変わると思っていました。
父親と母親の苗字が違うものを子供に残したくない。
親子手帳を貰った時はそんな思いで、中々母親である私の名前も書けずにいました。
(今も鉛筆で書いた状態です。)
子供の名前も苗字が変わると思っていたので鉛筆書きです。
ある時父親欄を消しゴムで消したのですが、跡が残ってしまい。
今は父親欄を修正テープで真っ白にしています(笑)
2.出産後の赤ちゃんのプレート表示
これも〇〇〇〇(母親の名前)babyと表示され、赤ちゃんのネームタグにも表示され。
産院で写真や動画を撮るとどこかに必ず映り込んできました。
この時もいずれ苗字が変わると思っていたので、子供が大きくなった時に気になるだろうな。
と思っていました。
今思えばこの2点、寧ろそのままで良かったという気持ちです。
産後の生活。保育園、仕事探し。
退院後、まずは役所へ出生届と認知届を提出しました。
認知届とは戸籍上の結婚をしていない男女間に生まれた子どもを、
父親側が自分の子どもであると法的に認めるための書類です。
その書類を提出後、私たち家族は義実家へ3週間ほどお世話になりました。
その後家に戻り3人での生活がスタートします。
相手が休みの日は一緒に出掛けたり、ドライブに行ったり、、、
今思えば一番幸せな時でした。
妊娠をきっかけに仕事を退職せざるを得なかったため、当時の私は無職状態。
生後5か月頃に認可保育園の申し込みを申請しました。
しかし、求職中では認可保育園は入れない。とその場で言われ愕然。
認可保育園に入れないと仕事を探せれない。
でも求職中では認可保育園には入れない。
待機児童問題に引っかかってしまいました。
その後託児付きの仕事に限定し職探しスタート。
託児付きの仕事と言えば介護関係、もしくは医療関係がほとんど。
全く未経験の分野だし自分のやりたい仕事内容ではないけれども
生活のためには贅沢は言えません。
有難いことに一社目で内定をいただき、
生後10か月から仕事を始めることが出来ました。
子供も系列の無認可保育園に入園決定です。
就職、その後。
仕事と育児、家事の両立はとてもつらかったです。
ですがそんな中でも”仕事での達成感” ”子供の成長”。
忙しい中でもやりがいはありました。
しかしこの頃からだんだんと相手が家に帰ってこなくなります。
2~3日に1回は家に帰ってこず、当時は「仕事が忙しいのかな?」
そんな感じで軽く考えていました。
認可保育園に転園決定。
無認可保育園に通わせること約1年。
当時入園出来ないと言われていた認可保育園に入園決定の連絡がありました。
やはり求職中と就労中の違いは大きい。
1歳児クラスから認可保育園に入園しました。
入園の準備物、入園式への参加などはもちろん全て1人で対応。
子供はというとまだ人見知りも少なく、
始めに数回泣いた程度で新しい保育園にもすぐに慣れていました。
すぐ慣れたことに関しては親としてとても安心します。
ですが認可保育園の先生達は忙しいので、子の園での様子は全然分かりませんでした。
無認可保育園は園児の数が少なかったからか、毎日きちんと報告があったので。
その後年数を重ねるごとに私のお迎えの時間が遅くなり、
担任の先生以外でも朝番、遅番の先生達にも覚えられ、
毎日何をしたか分からなくても安心出来る環境となりました。
ただ子供3歳の頃から相手は週2回程度しか帰ってこず、
帰ってきても夜遅くて会話をすることすら無くなっていきました。
参観日、運動会、発表会、全ての園行事は私1人で参加していました。
周りは家族ばかりで浮くかな。と思いましたが、
コロナのおかげで行事の参加人数が絞られていたので、逆に助かりました。
曖昧な関係を断ち切る。
子供が5歳になった頃からもう家に帰ってこなくなりました。
その頃は仕事も忙しく、週に1回、義母に保育園のお迎えをお願いしていました。
「貴方の息子さん、家に帰ってきませんよ。」とは言えず。
何事もなかったかのように普通に振舞っていました。
因みに私が就職してからは生活費ひと月5万円という約束も守られず。
ただ子供のお迎えをお願いしたいがために繋がっていました。
今考えたら私最悪ですね。
そして現在。
お迎えだけのために繋がっているのも相手に失礼。曖昧な関係に線を引きたい。
そんな思いが募り始めた頃、ある行動に出ました。
”保育園のお迎えに間に合うようなシフトへ変更してもらう”
意外にもこの案件が通り、
義母がいなくても仕事も、保育園も私1人で対応が出来るようになりました。
義母へお迎え終了を伝え、そのまま疎遠に。
そして事実上シングルマザーとなりました。
シングルマザーとしての困難さ
シングルマザーとしての生活は、一人で子育てや生計を支える難しさがあります。
家事や育児だけでなく、仕事もしなければ生活が出来ないため、時間や体力に限りがあります。
常に二つ以上の役割を果たさなければならず、疲労やストレスを抱えることも少なくありません。
休みの日も子供は遊んでとやってくるため、体力を回復するときがありません。
また、子供が病気になったり、仕事と子供の行事などの予定が重なると、
近場に頼る人がいない人は困ることもあります。
しかし、一人で全てを背負いながらも、
子供の成長を見守ることや自分自身の成長を実感することができるのもシングルマザーの特権です。
シングルマザーが抱える問題
シングルマザーとして生活することは、
先ほどもお伝えしましたが経済的な困窮を伴うことが多いです。
夫やパートナーがいないことで家計を一人で支えなければならず、
生活費や子供の教育費などの負担が大きくなります。
また、働きながら子育てをすることも難しく、
保育料や預け先の確保など、様々な問題に直面することもあります。
さらに、子供の父親との関係も悩みの種です。
経済的な問題や育児の負担が重くなる中で、
子供の父親とのコミュニケーションや養育費の支払いなどについても悩まなければなりません。
私の場合、自然と家に帰ってこなくなったため、養育費などの話しが出来ていません。
ラインで養育費の請求をしましたが、未読無視。
認知届は出しているので、この後は弁護士に相談してみようと思っています。
やはりシングルマザーとして金銭的苦労がある一方で、喜びもあります。
子供を育てることによって、母子との絆がより深まるチャンスとなります。
我が子とのコミュニケーションや成長を見守ることで、
母親としての自信や喜びを感じることができます。
それに子供は周りを良く見ています。
子供が率先してお手伝いをしてくれたり。声をかけてくれたり。
その分子供に我慢をさせてしまっていることも多いかもしれませんが、、、。
シングルマザーとしての道は困難な道が多いです。
しかしその中にも素晴らしい体験や成長があることを忘れずに頑張っていきましょう。
コメント